since Feb.2003
メルマガで火鉢の話題が盛り上がりました。そこでページを作ってしまいました。
ページ数も増えたため、独立したページにしました。ご覧下さい。無断転用、コピーはお断りします。必要な方はご連絡下さい。
2004/12/27
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最近我が家は火鉢がメインの暖房器具になっています。
昔子供のころ家で使っていた火鉢を、使わなくなったので金魚鉢として使っていましたが、数年まえ、また火鉢に戻しました。最初は灰も少なく調子が良くなかったのですが、庭木を燃して木灰を作り、火鉢に足しましたら
調子良く、炭が燃えるようになりました。
火吹き棒も妻が自作。結構使い勝手が好くなってきました。赤々と燃える炭をみているだけで心が落ち着きます。朝一番の仕事が炭をおこすこと になりました。今は台所に一つあるだけですが、居間や床の間の部屋にも火鉢を置きたいと思っているので、親戚、友人に不要な火鉢がないか、捜してもらっています。皆さんもどうか不要の火鉢がありましたら譲って下さい。
2003年2月28日発行
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今回購入した蛸唐草模様の火鉢 大は直径39cm高さ31cm 小は直径28cm高さ20cm
さて、その後、ギフトショー会場で火鉢を見つけました。山水画の火鉢大小2個組でなんと×,000円。早速初日一番で予約入れました。印判の染め付けで絵の出来は良くないのですが大きさが気に入りました。
翌日には中国雑貨の店にまたもや火鉢。染め付けタコ柄の大小。なんと×,×00円。買うっきゃない!!と云うわけで 火鉢大小 4個を持ち帰りました。火鉢には灰が必需 最近ではホームセンターで灰も売っていますが、高い。そこで庭木の剪定したもの、染色材料のかすなどを燃やして灰を作りました。
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2年前、金魚鉢にしていた物を復活させた。
直径39cm高さ27cm 我が家に同じ物が2つあったと記憶しているが、一つは引っ越しの際わってしまった。物心付いたころには我が家にあった火鉢である。火良丸(ひよしまる)と娘が命名した。
部屋の明かりを消して、真っ赤に燃えた炭を見ているだけで豊かな気持ちになります。
我が家に火鉢が復活した夜、部屋を真っ暗にして子供達といつまでも炭の火を眺めていたことを思い出します。
暖炉、薪ストーブなどはあこがれですが、維持も大変ですし、費用も掛かる。それにくらべれれば火鉢のイニシャルコストもランニングコストも大変安いのです。
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直径40cm高さ29cm山水柄染付 印判
今回購入した物。茶の間に置く。
敷物はアフガン絨毯 背景は葛布の襖。
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直径29cm高さ21cm 上の火鉢とセットで購入。灰が少ないので本格的な稼働はまだだ。
お餅を焼くと素晴らしい。昨年末は網を敷いてホタテ貝を焼いたら最高の味でした。熱燗にももってこいですよ。シシャモやするめいかを網で焼いて・・・・涎が出ます。
一酸化炭素中毒:そうそう、忘れていけない火鉢の欠点。締め切った部屋では一酸化中毒になりやすい。換気に気をつけて下さい。
我が家は典型的な日本家屋。アルミサッシは入っていても、どこからともなくそよ風が・・・。 健康?:火鉢にしてから家族が風邪をひかなくなった?ような気がしています。汚い話ですが、鼻くそがたくさん出てきています。それも真っ黒なもの。知らず知らずの内に炭の粉を吸い込んでいるのかもしれません。
それが病原菌を退治してくれているのなら素晴らしいのですが。
誰か花粉症の方試してみては・・・
不用火鉢募集:家にお蔵に不要の火鉢がありましたらお譲り下さい。
とは云っても、ここまで読んだあなた。
火鉢を使いたくなったでしょう。きっと私には譲ってもらえませんね。それでも結構。あなたも火鉢を使ってエコライフをおくりましょう。火鉢同好会を立ち上げても面白いな。
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火消壷
炭:木炭 国産なら炭か備長炭がよい。
日本の環境のことを考えると、国産の炭をお勧めします。木炭を使うだけで、森林保護になるのですから・・・。価格が高ければご相談下さい。安い所をご紹介します。
火起こし:ガスで火をおこす道具
火箸:火鉢に置くしゃれたものと、木炭を挟む実用的な物(火はさみ)があると良い
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五徳 火箸 炭
灰ならし:灰をならすもの。あると便利
火吹き棒:我が家では竹の棒の節に穴あけて使ってます。便利です。
火消し壺:火を消して木炭を保存します。寝るときの火の用心に
灰漉し:百円ショップで売っている茶こし器が便利 灰の中のゴミを取り除く。
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火起こし
ひょんなことから火鉢が私達夫婦の趣味となった。
昨年までは私の道楽としてしか見ていなかった火鉢を,妻が使い始めたのだ。
環境問題に関心がある妻が、かねてから化石燃料の使用に疑問を持っていた。
そこで木炭はどうかと私が提案したのに 乗ってきたのだった。
まずは灰を作るところから。
剪定した庭木をそのままにしていたのだが それを燃やして灰を作る。
ドラム缶の中で一日焼いた。火がもったいないので焼き芋も作った。
おいしかった。
夜になり、火の用心の為にドラム缶に蓋をした。翌日太い木が燃え残って木炭になっていた。
灰は漉して火鉢に入れ、木炭は火消し壺へ。その後火鉢の炭として使った。
もちろん質は良くないので煙が出たりするのだが、木炭が出来ると言うことは発見だった。
真冬の朝の台所、灯油ストーブになれていた身体は、火鉢だけでは寒かったが、次第になれてきた。
お湯を沸かすと暖かく感じることも判った。
昨夜の残り火がかすかに部屋を暖めてくれていたことも感じ取れた。
居間は電気こたつに火鉢一つで十分である。お湯を沸かす。熱燗をつける。酒のつまみを焼く。餅を焼く。 灯油ストーブでは出来なかったことが火鉢ではできる。居間も楽しい場所となった。
子供達も炭を吹いてくれる。火鉢に親しんで来た。
我が家の今までのエネルギー事情
暖房:灯油ストーブ エアコン(ほとんど使わない)電気こたつ
台所:ガスコンロ 電気炊飯器 電気トースター 電気オーブン
風呂:灯油バーナー
照明:電気
「この家はたくさん灯油使う家だね」 と今まで云われていたが、火鉢を使うことによってストーブの灯油使用量がずいぶん減ってきた。
しかし、ガス、電気の使用量は余り変化ないようだ。
エネルギーの多様化は前進したようだ。
庭木の剪定 焼却による木炭の生産 灰の生産 煙による庭木の消毒 灰の肥料化
火鉢 木炭の利用 灰の利用
木炭の生産拡大 里山の保護 間伐材の利用 山村の産業振興 再生産可能な燃料
火鉢の利用 暖房 調理 調湿 癒し 健康?
化石燃料の依存度低下
火鉢を使うことによって今まで何の関係無いものと思われていた物がつながってきたような気がする。面白いことである。
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火鉢の下に敷いて有るのはアフガン絨毯
その下には中国ウール緞通
襖紙はもちろん葛布
早速 ふろふき大根を作る。
面取りしたときでる大根の切れ端は細かく切って塩もみ、鰹節と海苔を掛けてちょっとした一品になる。
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庭にある柚子を取ってきて、皮をおろし金で細かくし、柚子味噌を造る。
大根にかければ料亭の味だ。
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チブサ窯の看板
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炭焼き窯である
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いろいろなところで個展を開いたり、注文に応じて飾り炭を作るそうだ。
飾り炭は部屋に置く調度品になったり、空気を清浄化したり、電磁波を防いだり、気を良くしたり
いろいろ効用があるようだ。
当日私達はワゴン車に60kgの炭を買い込んだ。これで一冬は越せると胸をなで下ろしたのだった。
※その後、木炭が高騰しているという情報は無い。
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昨年我が家に加わった火鉢。直径53cm高さ34cmの大きなものである。八角形の形である。
天衣臺の下の藤田さんからもらった。今は台所に置いて、我が家のメイン火鉢となっている。
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骨董の鉄瓶
赤錆が激しかったので、お茶葉を入れ、数週間炊き上げました。おかげで錆もでなくなりました。
この富士山型の鉄瓶は我が家の宝となりました。
鉄瓶には鉄の鍋敷き。一緒に使っています。
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銘 萬龍堂
「HP楽しく見せていただきました。火鉢、炭で生活はしておりませんが、楽しみに遊んではおりますので、興味深くみました。さて、富士型の鉄瓶、萬龍堂のものと思われます。京都の老舗の鉄瓶で、良いもので あると聞いております。もりたかし」
以上のようなメールいただきました。萬龍堂作とわかりました。
その後、南部鉄瓶を作っているところに聞きますと、本体のほとんどが南部で制作され、蓋のみが他のところで造られ、銘が入れられることが多かったとか。
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鉄の鍋敷き
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日頃 床にあがれないウィンディーも当家24節気のひとつ「犬床にあがる」の日以降は晴れて台所の床に上がることが出来る。夜は火鉢の横で眠り、朝は火鉢の横で起きる。昼間は日の当たる暖かい庭で日向ぼっこしているが、夕方になるとドアを叩き、入れてくれと懇願する。家族の中で最も火鉢に接近し、暖を摂る。
息子たちもこんな自堕落な火鉢犬をうらやましそうに見ている。 やはり冬は火鉢でしょう!!
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直径50cm 高さ32cm 陶器製
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下には空気取り入れ口が有る。コンロの空気取り入れ口と場所を合わす
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1.陶器火鉢 直径45cm 高さ30cm
2.蒔絵塗火鉢 直径27.5cm 高さ26.5cm
3.桐箱火鉢 26cm角 高さ24.5cm
どれも良い灰がはいっていて すぐにも使用可能。
夏場も蚊取り線香台として活躍した。特に蒔絵の火鉢は秀逸。床の間の部屋の客用手あぶりとして活躍してもらう予定。
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蒔絵の部分
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桐箱火鉢 シミがありすこし形ガタがきているが使用には問題ない。手掛けがアクセントになっている。
07年12月21日
静岡県内の新聞折り込み情報誌「さんらいふ」に火鉢の記事が載りました。
その全文掲載します
手元に火鉢で気軽にほっこり
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長く自宅にあって使っていなかった古い火鉢を、試しに使ってみたと
ころ、その柔らかな暖かさに魅了された。今では冬になるとキッチンや
工房などでは手放せない存在。鉄瓶から湯気が立ちのぼる様子も、いか
にも暖かそうだ。
「なんといっても省エネ。炭10俵でひと冬持ちます。朝、炭を
入れておけば一日中暖かく過ごせるし、時には灰の中で焼き芋を作った
り、網の上で餅やシシャモをあぶったり、酒を熱燗にするのも楽しいで
すよ」
意外だったのは、火鉢を使い出して初めて、日本家屋について理解で
きたこと。「例えば欄間。なんて暖房効率の悪いものだと思っていまし たが、火鉢を使い出してから、それがうまく換気の役割をしているのだ
と気づきましたね」
五徳や火箸、炭おこしといった道具類も小粋。ホームページでは、火鉢のページを設けてその魅力について触れている。「いろいろな人に、火鉢はいいよとすすめています。ただ、換気にだ
けは十分注意してください」