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事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)十五夜祭2011年9月11日

 静岡県の遠州地方の一宮 事任八幡宮の十五夜祭の報告
葛布の装束で神事が行われるの。松明の光に浮かぶ葛布装束は華麗である。
毎年 中秋の名月の夜に行われる。

中秋の名月 今年の十五夜は9月11日
ここ 事任神社では毎年十五夜祭をおこなっている

ご神木の楠

参道の石段はろうそくで照らし、幽玄雰囲気がただよう。

いよいよ十五夜祭がはじまる
神主禰宜3名は葛布の装束である。
事任神社のこの祭典は 掛川の特産「葛布」を装束として用いているのがめづらしい。
しかし 太古 粟ヶ岳をご神体とし ここに遙拝所の神社を造った人々が「葛布」を伝えた可能性が高い
そのことを霊感として観じた人たちがこの葛布装束を奉納したのである。

松明の明かりに映る葛布の装束は凛として輝き 美しい・・・。

十五夜祭は 大祓式と本殿式にわかれる。まづ、拝殿横の五社神社前 八角地にて大祓式が行われる。
常には八角に区切られ、砂利を引いて清められた場所が今宵の祭壇となる。
この地に神様を降ろしてくる神事をおこなう。松明に照らされた神事は厳かで幽玄な感じである。
神事は撮影禁止のため、神事前の八角地を撮影した画像である。

次は本殿式。参列者は拝殿に入り、宮司は本殿で神事をおこなう。このとき宮司は本殿御内陣にまで入り込み神事を行う。この有様は拝殿からは見ることができない。秘められた神事なのである。
幽かな物音、平手などが聞こえるのみであるが、とても厳かな感じに打たれる。
 拝殿で巫女の神楽を奉納後 本殿式は終わる。

葛布の装束は 大井川葛布が製織を担当いたしました。

事任八幡宮のHP
十五夜祭